JCOMをTOB

JCOMの経営権取得を断念…KDDI発表

 KDDIは12日、国内ケーブルテレビ(CATV)最大手ジュピターテレコム(JCOM)の買収計画の変更を正式発表した。議決権ベースの出資比率を当初予定の37・8%から31・1%に引き下げる。

 上場企業の3分の1超の株式を取得する場合に株式公開買い付け(TOB)の実施を義務付けている金融商品取引法TOBルールに抵触する恐れがあると金融庁から指摘されたためで、経営上の重要事項について株主総会で拒否権を行使できる3分の1超の出資による経営権取得は断念した。

 一方、JCOMの第2位の株主である住友商事は、出資比率を引き上げるため、15日にもJCOMに対するTOBを表明する方針を固めた。現在の出資比率(27・7%)を3分の1超に引き上げて筆頭株主となり、経営権取得を目指す。
(2010年2月13日03時03分 読売新聞)

1/3超ってどれくらいだろうか。仮に10%を取得すれば37.7%になるので丁度よく1/3超な感じになるだろうか。その場合浮動株は両陣営を除くと35%しかないので、応募すれば30%程が買い取ってもらえることに。
価格についてはKDDIよりも高く買わなければいけないだろう。KDDIが近い将来にJCOMの経営権を狙ってTOBをかけてくる可能性は高いから、現株主はKDDIの考える妥当株価14万程度と同等以上でなければ売却したくないんじゃなかろうか。
そういうことにすると、現株価の93000円に対して期待利益は(140000-93000)*0.3+(85000-93000)*0.7=8500円て感じですかね。
意外に儲からない??