世界が荒れそう

これからの世界の不安定化を感じる。
鳩山民主党は考えつく限りの最悪の手法を繰り出して日米軍事同盟を危機に陥れており、これによって東アジアの軍事バランスに乱れが生じることは避けられない。一方で中国共産党東シナ海のガス田の掘削を着々と進めているし、台湾への軍事的威嚇も抜かりない。
鳩山・平野・小沢は中共の次期主席と目される習近平に対して極めて強引で不適切な手法で天皇陛下との会見をお膳立てしたが、こともあろうにこの習はチベット虐殺事件の責任者である。このような人物が陛下と会見すること自体が人権上大きな問題を孕んでいるのである。さらに本日行われたこの会見の映像をご覧になった方は気づいたであろうが、習は陛下に対して一礼だにしなかった。中共は過去の歴史において天皇に対して微塵も敬意を示したことがなく、ただ自らの権威の誇示のために皇室を利用することしか考えない習性がある。今回も例に漏れず天皇が政治利用されたわけで、我が国が長年築いてきた皇室への敬意と信頼を貶めることになった。忸怩たる思いだ。
小沢一郎に至っては国会議員を大量に引き連れて中共詣でをするなど馬鹿殿全開である。外国人参政権を次期国会に政府提出して党議拘束をかけて決議する方針との発言もあった。これは常識はずれであるのは勿論、明確な憲法違反でもある。もっとも個別の発言を別にしても記者会見での彼の不遜な態度と幼稚な発言は品格と知性の欠如を端的に表している。
おしなべてこれらの人物の行動から読み取れるのは、この政権は前代未聞の反日政権だということである。鳩山由紀夫は無知で無能な人物であり過去の発言や自身が成立させた法案の意味すら理解出来ていない廃人のようであるが、周りを固める菅直人仙谷由人は筋金入りの反日活動家であるし、官房長官平野博文労働組合の出身である。これでは鳩山が失脚したあともさらにどうしようもない人物が首相に就くことが推察され、当分の間、我が国は不安定な状況におかれることがほぼ決定していることになる。

一方、その間に世界情勢は悪化の一途を辿るだろう。我が国がアフガニスタンやイラン、北朝鮮といった挑発的な国家に対して実力の部分で影響力を与えることは無いだろうから、この点では米国の単独行動とならざるを得ない。しかし米国は経済が傷んでいるから、世界中を安定させるだけの影響力を行使することは難しい。その隙を突く形で中共が影響力を高めてくることが予想されるが、先にも述べた通り、中共は野蛮な思想に支配された集団である。世界平和や民主主義の発展に著しい悪影響を与えることになろう。

ところで鳩山は贈与税の脱税や故人献金等で政治資金規正法違反を問われているが、注目すべきは実母からの献金以外に殆ど政治資金を得られていないという事実である。これは我が国の誰ひとりとして鳩山を資金的に応援していない、つまり政治活動に期待していないということであり、政治家としての魅力、実力、人望といったものが皆無であることを示すものである。おそらく鳩山を担ぎ上げた取り巻きは鳩山のばら撒く現金を目当てにしていたと考えられるが、鳩山は今後十分な金をばら撒けないことになろう。鳩山本人が実際に罪を問われるかは別として、その影響力は確実に縮んでいくことと思う。そうなれば内ゲバでの共倒れの可能性もでてこようか。今はそう願うしか無い。

このような政治状態にある以上、全く情けない限りであるが、私の出来ることと言えば揺れる経済の歪みから恍惚に小銭を掠め取っていくのみである。来るべき決起の時に備え、資金面での不安を払拭しておきたいと思う。