日コマ上方修正
目下アホールド中の日本コマーシャル投資法人が上方修正をだしました。
合併に伴う信用力の向上によって借入コストが減り、経常利益が5.6億円増えています。分配金は3290円から3967円に修正されました。
合併比率を考慮して6倍すると24000円となり、ユナイテッドアーバンの16000円と比較すれば1.5倍です。不平等ですねえ。長年の日コマホルダーは悲惨です。
決算期 | 1口当たり分配金 | 営業収益(百万円) |
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第2期(平成19年2月期) | 9,558円 | 5,616 |
第3期(平成19年8月期) | 12,530円 | 7,674 |
第4期(平成20年2月期) | 13,746円 | 8,894 |
第5期(平成20年8月期) | 15,883円 | 9,777 |
第6期(平成21年2月期) | 9,097円 | 8,610 |
第7期(平成21年8月期) | 8,830円 | 8,453 |
第8期(平成22年2月期) | 1,876円 | 7,816 |
さてこれが日コマの分配金実績です。営業収益(=売上)はそれほど落ち込んでいるわけではないので、信用力の問題さえ解決すれば10000円くらいまではすぐ戻りそうです。一方のユナはずっと16000円より高いところで安定しています。ちょっと計算してみると、今回の上方修正による合併後のユナ分配金への影響は+4%くらい(コマ分配金を両者の分配金総額で割る)となりますが、コマ分が10000円になるとすれば+42%、12000円ともなれば+55%です。
現在ユナの分配金利回りは5.8%ですので、これが8%を超えてくるまでになります。大手REITでこんなに利回りが高いところはありませんので、投資口価格の上昇による利回りの適正化が起こるはずです。
そんなわけですから、ユナにはバラ色の未来が待っていると言って良いんではないでしょうか。断固買いで。