で結局日レジはどうなるのか

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7/28 日レジ再編で初の合併事例を官民が歓迎



 −レジ系の見直しにも、合併比率など焦点

 日本レジデンシャル投資法人の新スポンサー候補に伊藤忠商事が浮上し、系列のリートと合併させる意向を示していることについて、市場関係者は、単なるJリートのスポンサーチェンジにとどまらず、Jリート初の合併事例となることを前向きに捉える。

 証券アナリストらは、「スポンサーチェンジでまとまる以上にインパクトがある」「膠着状態にあるJリート市場で、前向き、プラスにとらえられる」などと評価。みずほ証券の石澤卓志・チーフ不動産アナリストは、「両リートの合併が実現すれば、レジデンシャル系ではトップ。これまでイメージの良くなかった『レジ』系のJリートが市場再編の中心となること、また、下位リートの方が上昇余地が大きいことから、レジ系や下位のJリートが見直されるきっかけになるのではないか」とみる。

 今後の注目点は、合併比率や、伊藤忠による第三者割当増資が実施されるか否か。日レジは、投資法人債の償還を確実に乗り切るためには、スポンサーからの資金調達が避けられないとも観測されている。この出資金額がスポンサー選びのポイントになったともみられる。日レジのメーンバンクの仲介により、有力候補とされた三菱地所は、傘下のマンションデベロッパーの物件拠出を企図していたとみられるが、後順位に廻った。

 Jリートを共同所管する国土交通省は、「投資法人債の償還問題をクリアできるとともに、総資産額の拡大と合併に伴う優良物件の取得などを通じてマーケットでのポジションを強化できる」(総合政策局不動産業課)と歓迎している。

(提供/日刊不動産経済通信

現状22万円の日レジですが、金曜日のIRではまだ正式決定には至ってないとのこと。
増資有無や比率が問題になるわけだけれど、増資なしだとすれば先日書いたとおり28万円の価値がある。
で、伊藤忠への増資が行われるとしても投資法人債償還額の一部にとどまるはずだと考えています。なぜかというと今回の再編劇を主導したのは銀行だからです。銀行としては信用力の上がった日レジに融資したいわけです。融資しないと銀行の利益にならんのですからこれ当然。

仮に1割増資なら25万円。2割でも22万円。

ただ信用力が上がったからといって物件の価値や賃料収入が上がるわけでも無いはずなのだけどね。銀行は何を考えているのかな。