伊藤元重は実に馬鹿だな

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090724-00000001-voice-pol

最近の日本人の貯蓄率は3%だそうで。随分ひどい。

まあそれはそれとしてこの人は東大教授でありながら馬鹿すぎて困る。

ただ、この現象を、過度に積み上がった政府の債務とダブらせてみたとき、非常に厳しい将来の姿が浮かび上がってくる。いったい誰が日本政府の債務をファイナンスするのかという問題だ。

 日本政府は国・地方合わせてGDPの150%前後という膨大な債務を負っている。その一方で財政赤字は縮小するどころか、この不況のなかでさらに拡大する傾向にある。税収が大幅に下がる一方で、経済対策で大胆な歳出拡大が行なわれているからだ。赤字が増えれば、政府の債務はさらに増えていくことになる。

 これだけ厳しい財政状況であるにもかかわらず、国民も企業も政府債務膨張の歪みを直接感じることはない。通常は政府の財政状況が悪ければ、長期金利の急騰(国債の価格の暴落)が起こるか、悪性のインフレとなることが少なくない。日本の場合にそうしたことが起きていないのは、潤沢な国民の貯蓄資金が国債ファイナンスしているからだ。国民の多くが銀行などの金融機関に預けた貯蓄の相当部分は、政府の国債購入に回っているのだ。

財政が赤字ならば悪性のインフレとなると書いている。なることが少なくない、とぼかしている所に悪意を感じるけどそこは読み飛ばそう。とにかくこれは因果関係を読み違えた短絡的な考えだ。

悪性のインフレになるための必要条件は生産力の崩壊だ。わが国の生産効率が世界屈指に高いということは周知の事実であるから、このような主張を真顔でするのはキチガイの所業だ。政府は生産余力があるうちはそれを原資とした積極的な政策を打つことが可能だ。債務がどうのこうのというつまらない事象にとらわれて手を拱いていると折角の生産余力が消えてしまうからガンガン行かないといかん。

しかしながらホワイトカラーの生産効率は随分低いとよく言われるな。日本政府は伊藤元重のような生産性の低いホワイトカラーを積極的にリストラすることで我が国の潜在成長率を高めるべきだ。わらい。