CDSのクレジットイベント

 12月30日(ブルームバーグ):国際スワップデリバティブ協会(ISDA)は30日、日本の消費者金融アイフルクレジット・デフォルト・スワップCDS保有者への支払いを行うことを明らかにした。

  ISDAの日本の判定委員会は、アイフルの事業再生ADR(裁判外紛争解決)手続き成立がCDS取引の清算事由(クレジットイベント)のリストラクチャリングに該当すると判定。同社は先週、約2800億円の債務について来年9月30日まで返済を猶予することで債権者と合意した。

  ドイツ証券の清水純一アナリストは今回の件について、日本のCDSの歴史において重要な意味を持ち、前例になると指摘した。

  アイフルCDS決済は入札を通じて行われる。入札による決済は日本では初めてで、今後のモデルケースになるとみられる。

企業再生ADRで債務のリスケが承認されたアイフルですが、CDS的には倒産扱いということに決まったようです。まあそりゃそうだよね。

アイフルで思い出したんだけど、以前リスク管理のできない愚かな個人投資家としてここに書いていた個人投資家パパのブログが消えていました。給与所得がないのに生活費までつぎ込んで株を買って何年も負け続けるなんて同情する余地もありませんが、娘さんには気の毒です。まあ、「子ども手当」が出るから飢え死にすることは無いか。

さてアイフルCDSが発火するということは、JALについてもどう処理されようが同様に発火することが確定したってことですね。CDSリスクヘッジのためにちゃんと機能しているのは喜ばしいことです。