菅直人（笑）

「国の金を1円も使わずに太陽電池パネルをばーーっと増やすやり方がある。いまは家庭で作った電気の余った分だけ買い取ってる。これを全量買い取るようにする。」

管直人がこんなようなことを今日の講演会で口走ったそうです。やっぱこいつは馬鹿なんだなぁ。東工大を出ているはずなのになんでこんなことになるのかしら。長く政治家をやっているとなんでも誤魔化したり煙に巻いたりしたくなるのだろうか。とにかく理系の素養は全く無いように見える。

まずこの業界の人間のいう「国」とは何なのだろうかというところをはっきりして貰わないといけない。一国の経済は政府・企業・家計から成り立っているわけであるけど、政治業界では国というのは政府部門のみを指すことが多いようだ。しかし時には国全体を指すこともあるからわけがわからなくなる。彼らは話を自分に都合よくごまかすときにこのような表現をするようである。

確かに電力会社に太陽電池による電力を買い取らせる法律を作れば政府の金は減らないが、代わりに家計の金が減る。なぜなら太陽電池パネルは高コストであり、現在の太陽光発電はエコロジーにもエコノミーにも反するからである。特にすでに十分な電力網インフラが整っている地域にこのような制度を導入するのは単純に無駄である。

恐らく狙いは家計の金を太陽電池メーカーに流すことによって、その金を技術開発資金として使えるようにすることなのだろう。そうすれば世界競争に勝てると考えているわけだ。しかしながらこれは全くの愚策である。確かに開発資金は集まるだろうが、その代わりに膨大な役立たずの太陽電池パネルが日本列島に溢れかえることになるからである。このような無駄なパネル設置に労力を費やすより、全てを開発につぎ込んだほうがずっといいに決まっている。

そんなこんなでエコバブルは留まるところを知らない活況ぶりであるが、一体この先どんな結末が待っているのか恐ろしい限りである。