亀井先生入閣を祝して

金融担当ということで亀井静香が入閣。

  • 3年間のモラトリアムを導入
  • 黒字倒産駄目、絶対
  • 郵政国営化ではない

就任会見でも述べていたように、経済を血流でたとえるならば現状は末端の毛細血管に血液が行き渡らない状態だ。こういうときは思い切った金融緩和によって、言い換えるなら財布に金を突っ込んで景気の底割れを防がないといけない。多少のモラル低下は折込済みだ。3万人を超える自殺者がいくらかでも減るだけでも大きな効果が期待できる。

財務大臣に就任した藤井裕久はさらに踏み込んだ発言を行った。

  • 財政より経済が優先と明言
  • 高橋是清を賛美
  • 債務のGDP比を重視

これは世界第二の経済大国として極めて常識的な政策であり、王道だ。近年の財務官僚の守銭奴ぶりとは大違いである。
私としては消費税の撤廃と同額の国債発行によって消費主導の公正なリフレーションを志向するのが正しい道だと考えているが、その域まで踏み込めるかどうか注目したい。

それから、国家戦略何とか大臣の管直人についても、財務相と意識を共有しているようだから、まあいいんじゃないか。

経済分野以外ではいろいろ問題がでてくるかもしれないが、ウスノロばかり揃えてきた近年の自民党内閣よりましなんじゃないだろうか。